飯田市総合運動場(飯田市松尾)で6月2日、サッカーJ3の松本山雅のトップチームが3年連続でトレーニングマッチを行った。当日は、南信地区のサポーターら1000人が観戦した。
午前中、メイングラウンドでは、元山雅選手の飯田真輝さんや山本大貴さんらによるサッカー教室が開かれ、地元サッカースクールの小学生約80人が参加。パス回しやドリブルなどの技術指導を受けた。
サブグラウンドでは「フィジカルチャレンジ」を実施。セイコーエプソン(諏訪市)が独自開発した人の動きを専用デバイスのセンサーで撮影し、数値データ化するサービス「エム・トレーサー」を活用し身体の動きを測定、運動能力向上のためのヒントを取得。このほか、地域総合型スポーツクラブの「南信州クラブ」協力の下、ラグビー体験会を実施。ゲストコーチに元日本代表の五郎丸歩さんを招き、チームスポーツの大切さを指導した。
練習試合では、ヴィアンティン三重を相手に、45分×2ゲームを実施。山雅は相手ゴールに攻め込むも相手守備に阻まれ得点を奪えず、第1試合は0-1で敗れ、第2試合は0-0で引き分けた。
ゴール裏の芝生席で応援し、地元の飯田FCでプレーする川路小5年の遠山啓介さんは「3年生の時、山雅の試合を見てファンになった。今シーズンこそ優勝して、J2昇格を一緒に喜びたい」と期待を寄せた。