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三洲ワイヤーハーネス新飯田工場で社員一丸「工場ライブ」 社歌披露も

全員で社歌を歌い盛り上がる社員ら

全員で社歌を歌い盛り上がる社員ら

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 ワイヤハーネス加工メーカーの三洲ワイヤーハーネス(愛知県碧南市)の飯田工場(飯田市三日市場)が5月18日、新工場の披露を兼ね「工場ライブ」を開催した。

新工場外観

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 同社が生産するワイヤハーネスは、電源供給や信号通信などに使う複数の電線を束にして集合部品としたもの。新工場は鉄骨造りの1階建て、延べ床面積約570平方メートル。主に4輪車やハーレーダビッドソンなど2輪車の車載用ハーネスの量産や、航空用、工作機械用のハーネスの生産拡大を行うという。飯田工場には16人が勤め、生産管理リーダーの平沢知大(ともひろ)さんは「人の命に関わるものを作っているので責任感や緊張感がある」と話す。

 当日は、江崎ヨシノリさんを中心とした、日本の中小企業を歌で応援する音楽ライブイベント「工場ライブ」が行われ、社員、家族、協力企業など約100人が文化祭のような雰囲気の手作りライブを楽しんだ。昨年11月にプロジェクトメンバーを結成し、社歌制作のため、会社の特徴や雰囲気、理念などを歌詞に書き起こし、江崎さんが曲を作り、オリジナルの社歌(つながるカラフル)ができ上がったという。

 参加者がグループごとに分かれて社歌やパフォーマンスの練習を行い、最後に全員で社歌を歌い盛り上げた。江崎さんは「工場ライブはインナーブランディングの一環として行っており、社員自ら社歌の歌詞を作るなど、音楽を通じて会社を応援している」と話す。同社の雰囲気について「女性が多く、非常に明るくて雰囲気のいい会社」と太鼓判を押す。

 同工場生産管理係長の清水久美さんは「プロジェクトメンバーに選ばれた時は不安だったが何とかやりきることができた。みんなが元気に働ける会社を目指したい」と振り返る。

 南友樹社長は「碧南工場と飯田工場は、風土は違えど一つの会社。社歌を通じてみんなの会社だということを伝えたかった」と思いを語る。「飯田は保守的な企業が多いと聞くが、これからは攻めていかなくてはいけない」と先を見据える。制作した社歌は改めてPVや音源の制作を行い、日本経済新聞社主催の「社歌コンテスト」にエントリーする予定。

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