「麺飯酒場KAME HOUSE(カメハウス)」(高森町下市田)が4月17日、国道153号沿いにグランドオープンした。
鉄板居酒屋「亀じい」(吉田)の姉妹店となる同店は、飯島町出身の川井健太さんが店長を務める。川井さんは高校卒業後、三重県の料理と菓子の専門学校へ2年間通い、「志摩観光ホテル」(志摩市)でフレンチコックとして勤めた。その後、名古屋、三重、岐阜の居酒屋でキッチン社員として4年ほど、調理の経験を積んだ。
同店のメニューは、川井さんが「おいしい、食べたい」と感じる料理をそろえる。和風と豚骨のダブルスープの「和風豚骨スープ」ラーメンは3種類の味があり、「醤油(しょうゆ)」(900円)は開店から既に人気商品になっているという。看板メニューの「チキン南蛮丼」(1,000円)には「信州福見鶏(ふくみどり)」を使い、「飼育管理が徹底していて、柔らかく味がいい。ぜひ食べていただきたい一品」と紹介する。
「信州オレイン豚餃子(ギョーザ)」「南信州名物おたぐり」など、長野の食材やメニューを並べる。「昼飲みができるように」と、昼も夜同様にビール、日本酒、焼酎、ワイン、果実酒などのアルコールメニュー40種類ほどを用意する。「昼食にギョーザを食べながらビールを一杯という来店客もあり、気軽に立ち寄っていただいてうれしい」と川井さんは話す。
小中学生の頃から調理師になりたいと思っていた川井さんは、初めて作った料理、卵焼きを家族へ振る舞ったのが小学生の頃。「家族がめちゃくちゃ喜んでくれたのを忘れられない。お客さまに料理で同じように幸せに思ってもらえたら」と、料理の道へ進んだ思い出を振り返る。
川井さんは県外で仕事を重ねる中で、「いつの日か、自分の店を開きたい」との思いが強くなった頃、「店主でもある叔父から声をかけていただいた」と開店までの流れを話す。
「実際に開店すると、思っていた以上に考えなければならないことがある。良いスタッフに恵まれ、ランチにたくさんの方が足を運んでくださって、昼の宴会の予約も注文を頂いている。料理で幸せを広げていきたい。ぜひ、来店いただければ」と呼びかける。
営業時間は、11時~14時、17時30分~22時(金曜・土曜は24時まで)。