「FMラジオ親子工作教室」が5月25日、飯田商工会館(飯田市常盤町)商店街交流ホールで開催される。主催は飯田エフエム放送。
イベントは総務省情報通信月間の事業で電波利用の促進を目的として行い、午前は簡単な組み立てラジオを作る簡単コース(低学年向け)、午後は、はんだごてを使う中級コース(高学年限定)の教室を開く。局長の堀竜也さんは「昨年はコロナ禍で4年ぶりの開催になったが、多くの子どもたちにラジオに触れてもらうことができ、成果があった」と振り返る。
簡単コースではラジオの製作が終わった後、子どもたちが会場の建物内にある飯田エフエムのスタジオに入りラジオ番組に生出演する予定。その様子を完成したラジオで聴く体験もできる。中級コースでは、はんだ付けなど難しい工程を地元企業の興亜エレクトロ二クス(阿南町西条)の協力で、参加者全員が完成するまでフォローする。総務グループの大石拓也さんは「ものづくりの難しさだけでなく、楽しさや完成したと時の達成感を味わってもらえれば」と呼びかける。
堀さんは「新たな音声メディアが台頭する中、ラジオの魅力を伝えたい。自然災害が多発しているので防災メディアとしての役割も伝えていく」と話す。「ものづくりの楽しさを伝え、地元企業に興味を持ってもらえる機会。ぜひ多くの子どもたちに参加してほしい」と呼びかける。
現在、小学1年生~3年生の簡単コース、小学4年生~6年生の中級コースの参加者を募集している。開催時間は、簡単コース=9時30分~12時、中級コース=13時~16時。参加費は2,500円。定員は各コースとも先着25組。申し込みは同局のホームページで受け付ける。