今宮の郊戸八幡宮(飯田市今宮町)で4月4日、入学祈願祭が行われた。
飯田市内の小学校の入学式が開催された同日に合わせ、祈願祭を行った同神社。多くの小学校で午前に入学式が行われたため同祭を午後に設定し、神社総代が新入生の家族を出迎えた。
この春、浜井場小学校(小伝馬町)へ入学した新1年生の荒尾陸斗さんは、ランドセルを背負い両親と同神社を訪れた。同神社禰宜(ねぎ)の遠山景二さんが祝詞を唱えるなど神事を執り行った。陸斗さんは、玉串奉奠(ほうてん)などの作法を総代から習いながら、緊張した面持ちでサカキを供えた。
遠山さんは「小学校の先生に習い、両親から教わり、人のために学問に励んでください」と、祝詞に込められた意味を紹介した。
陸斗くんの母親は「入学式はドキドキしながら緊張している様子もあったが、『一年生になったら』を元気よく歌っていた。家では、優しくて弟思いのお兄ちゃん。友達と楽しく過ごしてくれれば」と、これからに思いを込める。陸斗くんは「1年生、12人だよ」と学校の様子を紹介し、「国語を頑張りたい」と、学校でのこれからを元気に紹介した。