飯田短期大学(飯田市松尾)生活科学学科食物栄養専攻の2年生と洋菓子店「Patisserie Massa OshimA(パティスリー・マサ・オオシマ)」(鼎)が連携して開発した焼き菓子の販売が2月29日、始まった。
下伊那産のほうじ茶を使った生地で、和栗のクリームを挟んだ焼き菓子「ほうじ茶マロンダックワーズ」(308円)は、同大生がレシピを考案し試作を重ね、同店オーナーパティシエの大島正勝さんからアドバイスを受け商品化した。
同大の小宮山優奈さんは複数の菓子店のダックワーズを食べておいしさを知り、地元の食材を生かした菓子の開発にグループで取り組んだという。「ほうじ茶の香りが引き立つように、砕いて生地に合わせた」と試作からを振り返る。大島さんからのアドバイスで「クリームに塩味(えんみ)を足す」ことで、味にまとまりを持たせたという。
同大の食品開発実習では学生がグループに分かれ、それぞれに焼き菓子を考案し試作を繰り返し、大島さんからアドバイスを受けながら商品化を目指してきた。大島さんは「ふわっと、ほうじ茶の香りが口の中に広がる。地元の茶葉の魅力が引き出されている」と菓子の味を紹介する。
同大生の伊藤春陽さんは「和栗を選んで仕上げたマロンクリームを多めにサンドした。ほうじ茶との相性も良いので、多くの方に味わってほしい」と商品を紹介する。
営業時間は9時~18時。火曜定休。