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飯田「学芸祭」で学芸員が議論 「日本の博物館の父」田中芳男をテーマに

田中芳男の胸像を横に、槇村学芸員と四方学芸員

田中芳男の胸像を横に、槇村学芸員と四方学芸員

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 飯田市美術博物館(飯田市追手町)の学芸員が議論する「学芸祭2024」が2月4日、ムトスぷらざ(東和町)で開かれる。

1867年開催「パリ万博」の袱紗(ふくさ)

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 「日本の博物館の父」と称され、飯田市出身の田中芳男をテーマに行う同イベント。昨年、東京在住の田中芳男の子孫から資料の一括寄贈を受けた同館。「多くの人に、改めて田中芳男の功績を知ってほしい」という思いから今回のテーマとし、「新収蔵資料記念セッション」と題し、同館の学芸員4人が、人文、美術、自然の、それぞれの視点から研究報告を行う。

 13時40分から総論として、青木隆幸さんが「種子(たね)をまき、名づけ、育てる~田中芳男の贈り物~」、14時50分から織田顕行さんが「田中芳男が遺(のこ)してくれたもの~新収蔵資料の全容~」、15時10分から槇村洋介さんが「田中芳男と博物画」、15時30分から四方圭一郎さんが「田中芳男がパリ万博に持って行った昆虫標本」と、それぞれ題し報告する。

 四方さんは「田中芳男が日本で採取した『キタキチョウ』『シルビアシジミ』などの昆虫標本が、パリ万博を機会にヨーロッパへ渡り、それを見た海外の研究者が論文を書く中で、新種と記載している。生物学の視点から田中芳男について報告を行う」と、時代背景を交えながら、江戸から大正時代に活躍した田中芳男の功績を振り返る。

 学芸員の研究発表やシンポジウム、講演会から成る同イベントは15年ほど前から、開催してきた。昨年は、学芸員や研究員の成果を発表する「研究活動報告会」として同館ロビーで開催。今年は寄贈を受けて開催するのを記念して「学芸祭」の名前に戻し開催する。

 開会時間は13時30分~16時。対面参加の定員は80人で、同館へ電話で申し込む。オンライン参加の定員は90人で、ホームページから申し込む。無料。

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