羽場公民館(飯田市羽場町2)で1月14日、「新春お楽しみ会・おもちつき」が開かれた。羽場地区12町内から親子20組67人が参加した。
同事業は、こまやけん玉、福笑いなど正月の遊びや伝統行事の意味を伝え、子どもたちに体験してもらい次世代へ継承していくのが目的。当日は、羽場地区出身の飯田西中学校2年生13人がボランティアスタッフで参加。受付や会場準備などを担った。
当日は「餅つき」「お楽しみ会」「交流会」の3部構成で行った。参加者は2グループに分かれ、ニュースポーツの「囲碁ボール」「ボッチャ」、羽場地区オリジナルかるた「羽場の昔いろはかるた」のほか、こま回し、けん玉、福笑いなど正月の伝統遊びを一通り体験し楽しんだ。
餅つきは同館の駐車場できねと臼を使い実施。スタッフの手ほどきを受けながら、きねを振りかざし臼の中の餅を力強くついた。参加した児童からは「思いのほかきねが重たかった」「初めての体験で楽しかった」などの感想が聞かれた。
交流会では、羽場獅子保存会の子ども獅子舞による演舞が披露されたほか、本年度の育成委員会企画の事業に参加し、3つ以上スタンプを集めた子どもたちへの景品を贈呈。全員で「きなこ」「大根おろし」「あんこ」「磯部」に味付けした餅を味わった。
同館の佐々木祥二館長は「公民館事業を通して地域住民との交流を大事にしたい」、主事の宮田浩司さんは「積極的に中学生がスタッフとして参加してくれてうれしかった。楽しそうに昔の遊びを体験する子どもたちの笑顔も印象に残った」と、それぞれ話す。