長野県内を拠点にする陶芸作家7人の作品を展示販売する「新春を彩る作品展」が1月13日から、高森町の「ミュージックアートカフェ クィーン」(高森町牛牧)で開催される。
展示作家は、「悠山窯(ゆうざんがま)」の篠田弘明さん(塩尻市)、「会染窯(あいぞめがま)」の篠田明子さん(池田町)、一家で陶芸の道へ進んでいる篠田さんのおいの篠田裕貴さん、「山の木窯(やまのきがま)」の岡田和也さん(駒ケ根市)、尾林窯の水野明子さん、工房水木(みずき)の北沢瑞樹さん(以上、飯田市)、今回初参加の「芭尓乎陶房(ばじことうぼう)」のくにみのりこさん(飯島町)の7人。
店主の林早月さんは「裕貴さんの作品は、器の中に『バラの花』が表現されている。釉薬(ゆうやく)の色は、篠田家で特に表現されてきた色。裕貴さんのこれからも楽しみ」と話す。10年ほど前に開催されていた別の作品展で「くにみさんの作品」に出合い、くにみさんに作品展への参加を呼びかけたという林さんは「独自の表現を持っている。個性的な作家の一人」と紹介する。
同店では、作家が創作したコーヒーカップをカップボードに並べる。来店客が好きなカップを選び、自家焙煎(ばいせん)コーヒーを提供。裕貴さんは1月13日・17日・21日に、岡田さんは14日に在廊予定。林さんは「作家が創作したカップで飲み心地を体感できる。作家から創作経緯を聞くこともできる」と同展の楽しみ方を紹介する。
期間中、各作家が、日常で使える茶わん、皿、カップ、オブジェ、アクセサリーなど数十点ほどずつを展示する。林さんは「個性ある作品を一度にご覧いただける。今の季節に合わせた展示になっているので、足を運んでいただけたら」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~17時。19日は定休日。1月21日まで。