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飯田のワイン専門店「ヴァンヴァン」が20周年 20カ国1800種並ぶ

ワインを紹介するシニアソムリエの麦島泰彦さん

ワインを紹介するシニアソムリエの麦島泰彦さん

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 飯田のワイン専門店「ワインブティック・ヴァンヴァン」(飯田市松尾)が12月12日で20周年を迎えた。

入り口にはクリスマスの飾りも

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 2003(平成15)年にオープンした同店は現在、スパークリングや白・赤ワインなど、20カ国ほどの1800種類をそろえる。国内では扱い店舗が少ないとされるルーマニア、ギリシャ、モルドバ、ジョージア、スイスなどのワインも並べる。

 店主でシニアソムリエの資格を持つ麦島泰彦さんは「あまりにも高価なワインは試飲できないが、ほとんどのワインをテイスティングして選んで販売している」と話す。ネット販売にも力を入れ、全国から注文が届くという。

 ソムリエの資格を取得する以前からワインに興味があったという麦島さんは、同市内の飲食店で開かれていたワイン会へ定期的に参加していたという。その中で、仏ボルドー地域の赤ワイン「シャトー・コス・デストゥルネル」を飲む機会があり、「複雑で芳醇(ほうじゅん)な味わい。今までに飲んだことのないような素晴らしいワイン」と感じ、ワインへの興味が、より深まったという。

 同店を開く前は、同市内にあったフレンチレストラン「ローズマリー」に勤め、利用客へのサービスのため、本格的にワインの勉強に取り組んだという。1997(平成9)年にソムリエを、2003(平成15)年にシニアソムリエの資格を、それぞれ取得した。

 同店では12月15日~17日、20周年を記念した企画を行う。期間中に商品を購入すると、ワイングラスやソムリエナイフなど、ワイン関連グッズを進呈するほか、外れなしのくじ引きも用意する。

 麦島さんは同店オープン後、南アフリカを4回訪れ、ブドウ畑やワイン醸造所を巡り、日本では販売されていないワインを探し輸入販売する。「南アフリカはヨーロッパの気候に近く、土壌もさまざまで、いいワインに出合える」と話す。

 「さまざまなタイプがあるのがワインの特徴。食事と合わせることで、料理が一層おいしく、会話も弾むのワインの素晴らしさ。スタッフと共に、ワインの魅力を伝えていきたい」と意気込みを見せる。

営業時間は10時~18時。1月1日~4日は定休。

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