飯田を拠点に活動するソノール・クラリネットアンサンブルが12月2日、飯田文化会館(飯田市高羽町)で第20回定期演奏会を開催する。
定期演奏会のポスターをもつ、ソノール・クラリネットアンサンブルメンバー西しのぶさん
2000(平成12)年に地域のクラリネット愛好家の4人が立ち上げ、今年で23年目の同アンサンブル。現在、20~50代の女性13人が所属する。ソノールの由来は「黄金の音色を目指して」で、フランス語で音を表すSON(ソン)と、金・金色を表すOR(オール)をつなげたもの。結成以来毎年、定期演奏会を開いてきたが、コロナ禍で中止や縮小を余儀なくされ3年ぶりの開催となる。
当日はアンサンブルメンバーの演奏に加え、クラリネット講師でソリストの傳田高廣(でんだたかひろ)さん、作編曲家の啼鵬(ていほう)さん、名古屋フィルハーモニー交響楽団首席でクラリネット奏者のロバート・ボルショスさんらをゲストに迎える。演奏曲目は「星に願いを」「私のお気に入り」「八月のパッサカリア」「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」「フィガロの結婚」など。全15~16曲ほどを多彩なアレンジで披露するという。
結成当時からのメンバー、西しのぶさんは、3年ぶりの開催について、「今まで地域のイベントに出演させてもらうなど多くの人が支えてくれて今がある。最近は発表の場が少なくなってきて、改めてここで演奏できることに感謝したい」と振り返り、「今まで歩んできた音楽から感じたものを皆さんに伝えていければ。ぜひ多くの人に聴いてほしい」と来場を呼びかける。
14時30分開場、15時開演。入場料は、一般=1,000円、高校生以下=500円。チケットは飯田文化会館、平安堂飯田店・座光寺店、精琴堂楽器、和光楽器で扱う。