サブカルチャーとグルメの祭典「第15回飯田丘のまちフェスティバル(通称=丘フェス)」が11月3日、飯田市の中心市街地を会場に行われ、多くの市民やコスプレイヤーでにぎわった。
丘フェスはフィギュアマーケットやコスプレイベント、アニメキャラクターなどのペイントを施した「痛車」やドールなどのサブカルチャー、グルメサミットなど多くのブースやイベントが集まる祭典。今年は4年ぶりに、丘フェスPR大使で、マスコットキャラクター「ナミキちゃん」の声を担当する声優の高木美佑さんがイベントに参加し、正午から「復活!ナミキちゃんミニミニライブ」を開いた。
高校からの友達グループで、アプリゲーム「原神(げんしん)」を選んだ参加者は「何回もコスプレをしてなじみのあるキャラクター」「露出が少ない衣装が好き」「キャラクターの天真らんまんな性格が気に入っている」「背中の流れるようなリボンの形が好き」と、それぞれのキャラクターや衣装を紹介する。愛知から参加した男性は別の参加者とも交流しながら、「楽しいイベント」と話していた。
「銀河鉄道999」の「メーテル」姿の女性は「衣装は自作。今年は松本零士さんを思い、メーテルを選んだ」と話す。「王様戦隊キングオージャー」の「ヒメノラン」のコスプレの女性は「1回目の『丘フェス』から参加している。今年は大勢参加でうれしい」と話す。「プリパラ」のキャラクターのコスプレの女性は「人が多く、交流ができて、まちおこしにもなっているイベント」と話す。
11時からはオープニングセレモニーとして、恒例の「餅投げ」を行った。同市の中央通り、リンゴ並木、銀座通りや中央公園を会場として、エリアごとに異なる内容で開催。この日は延べ約4万人が来場し、にぎいわいを見せた。