千代保育園(飯田市千代)で今年1月に仕込んだみそが完成し、10月19日、開封した。
当日は、園児32人が、開封したての「みそ」を少しなめて味見したり、給食の献立でみそ汁に使ったりするなどして、9月に「よこね田んぼ」で収穫した新米と一緒に味わった。
毎年みそを手作りしている同園。地域住民から青大豆を提供してもらい、1月下旬に年中・年長児らと一緒に仕込む。15年ほど前に孫が同園に通っていた地域住民から作り方を教えてもらったのがきっかけ。5年ほどは地域の人から指導を受け作っていたが、10年前からは自主的に行っている。道具や機械も当初は地域から借りていたが、自主的に作るようになったのをきっかけに園で独自に購入した。
年長の北澤芽依ちゃんは「そのまま食べたら、甘酸っぱかった。キュウリと一緒に食べるのが好き」、田中翔麻くんは「ご飯にのせて食べるとおいしい。キュウリに漬けるのも好き」と、それぞれ笑顔で話す。
完成したみそは今後、給食の献立や11月17日に同園で開催の収穫祭で「みそおにぎり」として提供する予定。来年1月に予定する千代小学校1年生との交流事業では土産として渡す。現在の1年生は今年3月まで同園に通っており、みそが完成する前に卒園しているため完成の報告も含めプレゼントしている。