新しい手法や発想で起業に挑戦する人や事業者を飯田市が応援する「飯田市起業家ビジネスプランコンペティション」の表彰式が10月10日、エス・バード(飯田市座光寺)で開催された。
10回目となる今回は、起業から3年以内の事業者が対象の「起業家部門」、今年1月以降に飯田下伊那地域へ移住した人を対象にした「移住起業家部門」、業歴を問わず参加が可能な「一般企業部門」の3部門から成り、優秀なプランには最大100万円の奨励金を贈る。6月~7月にアイデアを募集し、全部門合わせて28件の応募があり、起業家部門で6件、一般企業部門で1件の入賞を決定した。
当日は、起業家部門で「地域医療を支え、地域を元気にする訪問介護」のプランで入賞した「オリーヴ」(毛賀)の小出真理子さん、一般企業部門で「ウィッグで利便性を図り、生き生きとした生活を送るためのサポート」のプランで入賞した高橋由紀さんら7人を表彰した。最優秀者にも選ばれた小出さんは「介護の業界で多くの人に携わる中で、不足しているサービスに対応したいと考えた。飯田市民の支えになりたい」と意気込む。
入賞者には奨励金を贈るほか、飯田商工会議所や地域の金融機関が連携して支援を行い、入選を逃した応募者にも同会議所と飯田市経済産業部が連携して支援する。