「2023Alro-fes(アロフェス)南信州」が9月30日と10月1日、飯田短期大学(飯田市松尾)のグラウンドで初めて開催された。
飯田市や松川町と他の県内や、京都、三重、愛知などから、ハワイアロハとタヒチアロハを踊る17団体の220人が両日、参加した。各団体がステージでアロハを披露し、ステージ周辺には雑貨などのブースが両日合わせて27店が並び、キッチンカーも両日合わせて11店が出店した。
実行委員の岩永奈津子さんは「飯田下伊那でアロハを踊るグループが多いので、一緒にやりたい」と、コロナ過前から10人ほどの実行委員で計画をしたという。SNSを使い広く呼びかけたところ賛同する団体が手を挙げ、今回、開催が実現したという。「芝生が敷き詰められ、森に囲まれているグラウンドを借りることができ、『芝生で、外で踊ることがうれしい』という参加者の声がうれしい」とも。
ドラム音楽が力強いタヒチアロハを踊る「RuaRoa Tahiti」のメンバーは「10年以上踊っているが、芝生では初めて。アロハは普段の自分が解放される。衣装も自分たちで作り、日常とは違う装いも楽しい」と笑顔を見せる。別の参加者は「アロハを見ている時は体中が全部ハートになる。踊っている時は心が体から出てきて、会場の全てを包み込む感じ」と話していた。
岩永さんは「多くの方の協力があって、開催することができた。今回を振り返り、来年以降もアロフェスをここで開催できたら」と話す。