飯田のパーソナルジム「Apple GYM(アップルジム)」(飯田市鼎)代表の仲山徹さんが9月10日、メンズフィジーク選手権の全国大会「オールジャパン フィットネス チャンピオンシップス」へ出場する。
同大会は、公益社団法人日本ボディビルフィットネス連盟が主催するボディービル大会。仲山さんは、7月23日に行われた県大会で、メンズフィジック168センチ以下のカテゴリーに出場し、20人以上が参加する中で優勝した。全てのカテゴリーでの優勝にも輝き、全国大会への出場を決めた。「海に一番似合う体」が大会テーマで、ステージ上で既定のポージングを披露し、筋肉のバランスなどの審査を受けた。
仲山さんは、県大会へ向けて3月に減量をスタートし、体重を18キロ減らしたという。筋力トレーニングには1日1.5~2時間を費やした。同大会では、体型のシルエットが逆三角形であることが高く評価される。仲山さんは、体系全体のシルエットを意識しつつ、二の腕の三頭筋と背中の広背筋、腹筋に鍛えることにポイントを置いたという。
仲山さんは友人に誘われ大会の初回から出場し、北陸甲信越大会2位の成績を収めた。「初めての減量に取り組み、体と気持ちに負担をかけてしまうやり方だった。そこから自身の知識や経験を生かしている」と初回出場からを振り返る。「負けたくない、優勝したいとの思いで毎日筋トレに取り組み、1年間の集大成としての大会。優勝できて本当にうれしい」と喜びをかみしめる。
自信でパーソナルジムを開いた仲山さんは「筋トレや減量の体験を、仕事に生かすことができる。『筋力が付かない』『体重が落ちない』という経験は自分でもしているので共感できる。トレーニング方法を、経験上から数多く学び、自分の中に蓄積した引き出しから提案できる」と話す。
県大会を終え、現在は筋力を休ませている状態だという。栃木県で開催される全国大会には50人以上が参加する予定で、仲山さんは「優勝を目指して、できることを重ねる」と意気込みを見せる。