飯田市上村の大島河原キャンプ場で7月29日、「かみっこグリーンクラブ自然塾キャンプ(通称=KGCキャンプ)」が開かれた。主催は「かみむらっこ応援団」。
同キャンプは、地元の自然に多くの子どもたちに体感してもらうことを目的として2020年にスタートし、今年で3年目。1年目は小学校の近くで川遊び体験。2年目は同市危機管理課職員指導の下、学校の体育館に避難所を設営し防災学習を行った。
当日は、上村小の児童や保護者、地域住民、同小と4年ほど前から交流が続く「母子生活支援施設ベタニヤホーム」(東京都)のスタッフら約70人が参加。3グループに分かれ、魚つかみや竹の器作り、カレー作りを体験した。
魚つかみでは、命あるものを頂くことに感謝しながら、実際に捕まえた魚をさばき、カレー作りでは、「飯ごう」でご飯を炊き、紙パックをまな板代わりにして野菜をカットしたかり、出来上がったカレーは竹の器を使った。
同小6年の横前絢葉さんは「魚つかみでは、4匹捕まえることができてうれしかった。竹の器作りはコップとして使えそうな竹を選んだ。縁を紙やすりで磨く作業が大変だった」、5年の宮國康太郎君は「キャンプ場で魚つかみや竹の器作りを体験できて楽しい」と、それぞれ振り返る。