飯田の理美容室「Trance Hair(トランスヘア)」(飯田市鼎、TEL 0265-52-3115)が現在、新茶を使った「緑茶蜂蜜エステ」を期間限定で提供している。
店主の鈴木一史さんは飯田市南信濃出身で、実家では無農薬で茶葉栽培を続けている。5月9日に茶摘みを行い、製茶に2週間ほどかけ新茶が完成した。粉砕機で粉にした新茶、潤い成分が入った微炭酸の泡、マルダイ養蜂場(南信濃)の天然蜂蜜を加え混ぜクリーム状にしたもので「顔パック」を施す。顔そりとハンドマッサージを行った後、顔全体に新茶のクリームを塗り、フェースマスクで覆って10分ほど、パックをする。
茶葉を利用した顔パックは、鈴木さんの父の理(おさむ)さんが営む理容店(南信濃)で30年ほど前に始まったサービス。自宅でも茶葉を栽培する理さんが、「赤石銘茶」と呼ばれる地域の特産を生かしたいと考えたという。南信濃は谷が深く日照時間が短いため、昼夜の寒暖の差が大きく、病虫害の心配が少ないため無農薬での栽培が可能で、この茶葉の特性を生かした。
鈴木さんが技術を受け継ぎ、3年ほど前から蜂蜜を加えた。「毎年、茶摘みに出かけ茶畑の美しい景色を見ているが、違う形で『遠山郷の風土』を感じてほしい。新茶は、より香りが高いので試していただければ」と呼びかける。
営業時間は8時~20時。月曜・火曜・水曜定休。1回2,000円。カットなどとセットは、カット料金プラス1,500円。新茶の香りがを使ったパックの提供は7月末までを予定。