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飯田市立動物園が70周年 小型動物中心に50種、年間入場者増え続ける

5月5日の70周年記念日の70組目の来園者

5月5日の70周年記念日の70組目の来園者

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 飯田市立動物園(飯田市扇町)が開園から70周年を迎えた5月5日、記念式典が開催された。

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 1947(昭和22)年、同市は市街地の約4分の3を焼失する「飯田大火」に見舞われ、その復興のために計画され開園したのが現在の同園。ビーバーやワラビー、アルパカ、カピバラ、アライグマ、ミーアキャット、コンドル、ペンギンなど小~中型の哺乳類・鳥類・爬虫(はちゅう)類など約50種類を飼育する。開園当時は入園料が必要だったが1974(昭和49)年に無料化され、昨年は年間14万8429人の入園者があり過去最高を記録した。

 式典には地元住民を代表し「橋南まちづくり委員会」「扇町自治会」「愛宕町自治会」などの会長や公民館関係者の他、県・市議会議員など18人が来賓として出席した。地元小学校の児童会長3人も来賓として招かれ、「家族と動物園を楽しんだ」「おばあちゃんの子どもの頃の動物園」「これからも今のような動物園であってほしい」など、動物園での思い出を書いた作文を発表した。

 同園スタッフがイベント「みんなで一緒にビンゴ大会」を開催し、200人以上が参加し盛り上がりを見せた。参加者からは「東京から久しぶりに帰郷して動物園に来ることができた」「ビンゴが楽しかった」「たくさんいる小さな動物がかわいい」などの声が聞かれた。70周年に合わせ、式典当日の70組目の入園者に記念品を贈った。

 星野直園長は「飼育スタッフは多くが20代で、現代の感覚で企画やイベントを発想する。『よるの動物ガイド』や、今年始まった『動物園の貸し切り』もその一つ。今まで来園してくださった皆さんのおかげで70年。気軽に訪れることのできる場所であり続けられるように」と、動物園の取り組みなどを紹介する。

  開園時間は9時30分~16時30分。月曜休園。入園無料。

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