飯田市総合運動場(飯田市松尾)で4月23日、サッカーJ3の松本山雅のトップチームが2年連続でトレーニングマッチを行った。南信地区のサポーターら1200人が観戦した。
午前中、元山雅選手の田中隼磨さんや片山真人さんらによるサッカー教室が行われ、地元のサッカークラブに所属する小学生ら125人が参加。パス回しやドリブルの技術指導を受け、ミニゲームで汗を流した。
竜丘のFC・ESATでプレーする小学5年の木下琉生君は「相手がいない方向へドリブルをする。空いているスペースを見つけ、フリーの味方にパスをする」、代田徠登君は「前が空いていたら、そこを狙ってパスをする。しっかり声を出し、周りをよく見ながらプレーする」と、それぞれ今回学んだことを振り返った。この他、キッチンカー出店やグッズ販売、選手によるサイン会なども行い、多くのサッカーファンでにぎわった。
12時に始まった練習試合は、中京大学(名古屋市昭和区)を相手に45分×2ゲームで行った。山雅は序盤に攻め込まれ、1本目は開始早々に2失点したが、2本目は田中想来選手の2ゴールなどで3点を奪い、サポーターを沸かせた。結果は3-3の引き分けに終わった。
試合後、霜田正治監督は「無駄な失点を防ぎ、勝ち点をしっかり取りたかった」と振り返り、「松本だけでなく、ホームタウンの地域にしっかり足を運んで、山雅のサッカーを見てもらってアルウィンにも応援に来てもらうきっかけにしてほしい」とサポーターらに呼びかけた。