信州DX経営支援協議会が2月12日、エス・バード(飯田市座光寺)で「DXデジタル経営セミナー」信州版第1弾として「5つのポイントで学ぶやさしいインターネット集客術」を開催した。
同協議会は信州のIT化推進を目標に掲げ、経産省認定支援機関やITコーディネーター、ウェブ解析士などのメンバーが地元企業に寄り添った支援を行っている。当日の講師は松川町出身でアジア人工知能通信(横浜市中区)代表の吉沢健一さん。
業界ごとのインターネット集客の実践例を紹介しながら、SNSメディアそれぞれの特徴を解説。メディアを活用して集客をするポイントとして「コンセプトの設計」「2つ以上のメディアを組み合わせる」「アナログとデジタルの併用」「メディアの集客マップを作る」「効果測定をして改善を繰り返す」など5つのポイントを詳しく解説した。
参加した9人の受講者は真剣なまなざしでメモを取りながら話を聴いた。市内で個人経営をしている羽生かな子さんは「全くITを駆使していなかったので危機感があり受講した。本などを買って勉強したが実行に移すまで進まなかった。専門家の力を借りてIT化を進めていきたい」と話していた。
吉澤さんは「長野県内でもSNSを使っている企業や店は多いが、上手く使っていない印象がある。顧客が商品を購入するまでの導線を結びつけられていない。今は、ホームページだけでは集客できないので、そこを改善していく手助けをしていきたい」と話す。今後は地元の長野県内で年3回くらいはセミナーを開いていきたい」とも。