飯田の焼き肉店「ふえ門」(飯田市銀座、TEL 0265-52-9029)が12月末、「南信州牛」では初となるTボーンステーキの販売を始めた。
Tボーンステーキはサーロインとヒレが同時に味わえる骨付き肉で、個体差はあるものの1頭の牛から12枚程度しかとれない希少部位。外国産牛のTボーンは数が出回っているものの、国産のブランド牛となると、さまざまな背景から数少ない希少な肉だという。
同店は開店当初から地元のブランド牛「南信州牛」にこだわり、肥育農家まで足を運び一頭丸ごと買い付ける「和牛一頭買い」を貫いている。店主の佐々木博さんは「家庭用のホットプレートを使い低温でじっくりと焼くとおいしく焼ける。10人前くらいのボリュームはあるので、大人数のホームパーティーやバーベキューで盛り上がると思う」と話す。
年末にTボーンステーキを購入した飯田市上郷在住の宮島夕可里さんは「家族親戚総勢11人でクリスマス会を開いて食べた。焼くとテンションが上がってきた。火の通りやすいヒレの部分を子どもたちに分けていたら、あっという間になくなってしまいそうな勢いだった」と振り返る。
佐々木さんは「A5ランクの南信州牛は信州プレミアム牛に合格した牛なので、これからの季節、合格祈願や合格祝いなどでTボーンステーキと共にいい思い出を作ってほしい」と利用を呼びかける。
Tボーンステーキは100グラム1,950円で、約1キロ~1.5キロほどのカットで販売する。数に限りがあるため電話予約を勧める。