天龍峡八重桜街道(飯田市龍江)で1月15日、冬のイルミネーションが点灯した。主催は龍江天龍峡桜街道さくら並木愛護会。
天竜川の堤防沿いに並ぶ八重桜。飯田市と友好都市提携を結ぶフランスの都市にちなみ「シャルルヴィル・メジェール通り」と名付けられた街道は、春には可憐な花を咲かせ、夜桜のライトアップも行う。当企画は昨年始まり、今回が2回目。昨年は飯田OIDE長姫高校の地域人教育をきっかけに約200メートルにわたりイルミネーションを点灯した。今年はムトス助成金(飯田市)の補助を受けて電飾の接続機器を補充し、点灯距離を約500メートルへと伸ばし規模を拡大した。
13時から行われたイルミネーションの設置作業では約80人の参加者が、個人や事業所の所有するLEDを持参して電飾を施すなど、思い思いに飾り付けを楽しんだ。
18時、フランスのシャルルヴィル・メジェール市から飯田市へ派遣されたフランス人女性のダコタさんも見守る中、イルミネーションが点灯されると大きな歓声が上がった。約50本の八重桜に飾り付けられたイルミネーションは、一本一本、色も形も違う個性的な光の道となった。
同愛護会の一ノ瀬孝司会長は「地域の人たちが自分たちで完成させたイルミネーション。飾る人、見る人、みんなが楽しめる催しになった」と感慨深げに話す。飯田市松尾から訪れた親子は「明るくてきれい。街道沿いのドライブが楽しくなる」と笑顔で話していた。
点灯時間は19時~21時。2月1日まで。