おからを使った焼き菓子の店「mamenoha(まめのは)飯田」(飯田市上郷飯沼)が12月18日、飯田・上郷飯沼にオープンした。店頭のほかオンラインでも販売する。
店主の平澤さおりさんは元々お菓子作りを趣味にしていたが、母となり子育てをする上で「安全で安心なものを食べさせたい」との思いから、さまざまな食材を研究。その中で「おから」がとても体に良い食材であると感じ、おからを使ったさまざまなお菓子作りを始めた。研究を深めた今では「おからは日本が誇るスーパーフード」と語る。
いつか「自分の店を持ちたい」という夢を実現させようと考えるようになり、当初はネット販売のみを想定していたが、古くなった自宅の離れを解体する話が持ち上がり、「それなら」とリフォームして店を構えることになった。
素材へのこだわりも強く、国産おからを使い、白砂糖ではなく糖の吸収が緩やかな「てんさい糖」を主に使っている。
現在の商品ラインアップは「おからフィナンシェ」「おからマドレーヌ」「カカオニブ入りおからチョコレートケーキ」「おからガレット・ブルトンヌ」「おからビスコッティ」「おからスノーボール」の6種類。平澤さんが1人で作っているため早い時間に売り切れてしまうこともあり、「電話、メールで予約をしてもらえれば」と呼びかける。
平澤さんは「本来、おからは廃棄されてきたもの。でも捨てるなんてもったいない。体に良いスーパーフードであるとともに、とてもおいしい食材。おからで、こんなにおいしいお菓子ができるんだと知ってほしい」と、あくなき『おから愛』を語る。
営業時間は10時~17時。日曜・月曜定休。