飯田の市民グループ「IIDA WAVE」が12月18日、各部門の枠を超えて集結するイベント「IIDA WAVE Festival」を飯田駅前の「丘の上結いスクエア」(飯田市東和町2)2階の「ムトスぷらざ」で開催した。
2001(平成13)年に発足した「IIDA WAVE」は、「楽しいことしかやらない」をモットー、飯田の中心市街地を盛り上げようとさまざまな部門で活動を行う会員制の市民グループ。
音楽部門「Music Wave」は、2001(平成13)年から開催している音楽コンテスト「Music Wave IIDA The FINAL」の歴代出場者や、街なかで行うライブイベントの常連出演者などがバンドや演奏を披露した。2016(平成28)年グランプリの「日向村役場」や、2011(平成23)年グランプリの「たんたんと」なども登場し、グランプリ受賞曲などを演奏した。
自分らしく輝く女性を応援する「おとめWave」は毎年開催してきたランウェーショーを再現。モデルも地元在住の主婦らが務め、レッドカーペットの上をりりしくウオーキングした。決めポーズでは「自分らしく楽しく輝く」ことを体現するような誇らしげな表情を見せた。
映画部門の「Cinema Wave」、走る仲間が集う「Runners Wave」、みんなで野菜を作りおいしく食べる「やさいWave」は、これまでの活動を振り返るような写真などを展示し、訪れた人々は興味深そうに見入った。会場を盛り上げるダンスパフォーマンスやフードドライブも行われた。
Music Waveプロデューサーの加藤修司さんは「コロナ以降、ライブ活動もほとんど行えない期間が続く中で、久しぶりに大勢の音楽仲間と会うことができ、リアルなつながりを感じられてうれしかった。少しずつでもライブができるようになれば、来年は2019年以来の『The FINAL』を開催したい」と意気込みを見せる。