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飯田・追手町小児童 オンラインでカンボジアの日本人学校と交流

カンボジアの日本人学校と交流する追手町小児童

カンボジアの日本人学校と交流する追手町小児童

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 追手町小学校(飯田市追手町)の2年生20人が11月4日、カンボジアのプノンペン日本人学校の2年生6人とZoomで交流した。

プノンペン日本人学校と交流

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 担任の森竹葵教諭の前任校が、カンボジアの同日本人学校だったことがきっかけで実現した。森竹教諭は今年4月に同校へ赴任。自身の事を知ってもらう目的で「先生クイズ」を毎朝黒板に書き、クラスの児童が答える活動を行ってきた。その延長で、前任校があった国のことも知ってもらおうと思い「カンボジアクイズ」を出題したところ、クラスの児童が興味や関心を持ち、現地の食や交通、お金などについて事前学習してきた。

 当日は、プノンペン日本人学校の児童から発表をスタート。写真を交え、校内施設に関するクイズを出題したり、学校の前の通り「ロムストリート」にあるさまざまな店や気候、料理などを紹介したりした。続いて、追手町小児童らがスライドを使って、「栽培している大豆」、力を入れて取り組んでいる「清掃」や「学校給食」などを発表した。

 両校の発表の間に質問応答の時間も設け、同小児童から「カンボジアにはどのような祭りがありますか?」という質問に、日本人学校児童は「雨季明けを祝う水祭りがある。この期間は9連休になる」と答えた。同小児童は「うらやましい」「いいな」と声を上げた。

 同校2年の篠田桂秀君は「初めてだったけど、緊張はしなかった。授業で決めたカンボジアの良さを知り、日本の良さを紹介する目標も達成できた。次回、オンラインで交流する機会があったら、今回以上に良い発表ができるように成長したい」、本間美羽さんは「今まで勉強してきた以上に、カンボジアの事を知ることができた。雨季の時、学校前の道路が川になって大変。スクールバスにはしごを使って乗ることには驚いた」と、それぞれ話す。

 森竹教諭は「日本人学校に勤めていた時に世話になった先生や教え子に、画面越しだったが再会できて良かった。いつか直接会って交流したい」と振り返る。

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