ごうど眼科(飯田市羽場町)が3月6日~12日の1週間、世界緑内障週間に合わせ医院施設を緑色でライトアップし、緑内障の啓発を行った。
世界緑内障週間となる毎年3月には、緑内障の啓発として各地でライトアップが行われる。緑内障は、日本での中途失明の原因では1位とされる。同院でも啓発を通して、緑内障検査を呼び掛けた。
同院の神戸孝院長は「緑内障は自覚症状がほとんどないのが特徴。視野が狭くなり、見えづらくなると治すのは困難。早く見つけて、進行を遅らせることが大切」と話す。
検査は、眼圧・眼底・視野検査の3種類。「調査では40歳以上の20人に1人が緑内障であることが分かっている。40歳を過ぎたら定期検査を受けてほしい」と神戸院長。治療については、「基本は、点眼で眼圧を下げて病気の進行を遅らせる。早く見つけて治療を続ければ、大部分の人が困らない生活を一生できる」とも。
ライトアップの期間中、通院患者から「ライトアップがきれい。なぜ緑色なのか」と尋ねられることもあったという。「グリーンライトが皆の目にとまることで興味を持ってもらえる。地域の方に早期の検査の大切さを知ってほしい」