買う

喜久水が通年販売の新ブランド酒お披露目 地元産酒米100%使う

お披露目会で喜久水の新ブランド酒を嗜む女性客ら

お披露目会で喜久水の新ブランド酒を嗜む女性客ら

  • 0

  •  

 飯田下伊那で唯一の老舗酒蔵「喜久水酒造」(飯田市鼎切石)が4月10日、新ブランド酒「七が3つのキ久水」の通年商品のお披露目会を開いた。

喜久水酒造、後藤高一社長(左)と下澤淳志営業部長(右)

[広告]

 同社は今年に入り、新ブランド「七が3つのキ久水」の季節限定酒「吟醸生原酒 厳寒しぼり」を1月に、「純米吟醸生原酒 厳寒しぼり」を2月に、「純米生貯蔵花萌え」を3月にそれぞれ発売。新ブランドはレギュラー商品と季節限定商品合わせて全11品を用意する予定。今回は通年販売の「純米吟醸」「吟醸」の2品を披露し、16日に蔵元から出荷し、18日には店頭に並ぶ予定。新ブランドは限定流通とし、商品の管理、輸送や温度管理を徹底。取り組みの趣旨に賛同する販売店(県内外130店舗ほど)へ蔵からの直送で届ける。

 今回発売した2品は、南信州産契約栽培の「たかね錦」を100%使う。同社営業部長の下澤淳志さんは「吟醸は日本酒度も+6で辛めだが、意外としっかり米のうまみも感じられる味。純米吟醸は後味すっきりに仕上がった。食中酒にぴったり」と話す。後藤高一社長は「今年は天候不順や米が溶けにくいなどの問題もあったが、杜氏が頑張っていい酒に仕上がった。流通に関しても販売店に理解していただき支障なくできている」と話す。地元で活動するイラスト書道家の和全さんが書いた力強い「七が3つのキ久水」の新しいロゴについては「若い人にも日本酒を味わってほしいという思いで採用した」という。「特別な日、ハレの日や週末に夫婦でなど、さまざまなシチュエーションで味わってもらえれば」とアピールする。

 価格は、「吟醸」300ミリリットル=759円、720ミリリットル(4合瓶)=1,815円、1升瓶=3,630円。「純米吟醸」720ミリリットル(4合瓶)=1,991円、1升瓶=3,960円。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース