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飯田「天竜盆栽会」が作品を持ち寄り展示会 卓上の原風景を感じて

村澤さん宅の盆栽と村澤久司さん

村澤さん宅の盆栽と村澤久司さん

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 飯田下伊那で活動する「天竜盆栽会」が10月19日・20日、飯田文化会館(飯田市高羽町)で「卓上の原風景」と題した盆栽の展示会を開催する。

小品盆栽も多く育てる

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 天竜盆栽会の展示会は1975(昭和50)年が1回目で、銀座「山一ビル」の屋上で開催したのが始まり。天竜盆栽会として約50年がたつが、発祥は「諏訪町の盆栽クラブ」だという。過去には最大で200人近くの会員が所属していたが、現在は70代を中心に35人が活動する。展示会は2年1回のペースで行っており、前回の展示会では「何でも相談コーナー」から入会に至った30代の女性もいたという。副会長で事務局担当の村澤久司さんは諏訪町盆栽クラブにも所属。村澤さんは盆栽の魅力について、「盆栽は終わりがないこと。生きているから永遠と作品が成長するのを見られること」と話す。「自分で形を作る面白さもある」とも。

 当日は、各会員が持ち寄った松柏(しょうはく)盆栽、雑木盆栽、実物盆栽などの席飾りを展示。特別展示として、最近人気だという小品盆栽を集めて箱庭のような原風景も展示する。併せて、盆栽、山野草、鉢などの即売コーナーや、何でも相談コーナーも設け、素材の選び方や手入れの方法、植木鉢などの盆栽道具の整理などの相談にも応じる。

 村澤さんは「父親が盆栽をしていたが、若い頃は全く興味がなかった。植物は元々好きだったので飯田に帰ってきてから父親の盆栽の面倒を見ているうちにはまっていった経緯がある。少しでも興味があれば何でも相談に応じるので、初めての人、若い人にも来てほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は9時~17時(20日は16時まで)。

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