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飯田短大と染物処スミツネがコラボ商品開発 獅子フェスで販売へ

コラボ商品を手にする学生

コラボ商品を手にする学生

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 飯田短期大学(飯田市松尾)生活科学学科の生活科学専攻デザイン学生有志が10月11日、「南信州の獅子舞」をモチーフに「染物処(そめものどころ)スミツネ」(小伝馬町)と共同開発したコラボ商品を発表した。10月20日の「南信州獅子舞フェスティバル」で販売する。

コラボ商品を見る石黒さんと学生

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 同学科の学生有志と同店とのコラボ商品開発は、2021年の「飯田お練り祭り」でオリジナルバッグを制作したのがきっかけ。祭りは7年に1度開催のため、継続してコラボ商品を作るのが難しいと判断。同店から「毎年開く南信州獅子舞フェスティバルでコラボを続けてみては」と提案を受け、2022年より学生有志で商品開発に取り組んでいる。今年で3年目。

 今回は、学生6人がコラボ商品開発に取り組んだ。5月中旬に工場見学も兼ね、同店8代目の石黒拓二さんと顔合わせを行い、6月から学生が作りたい商品のデザインを考え、夏休み明けの9月から授業の合間を見て、制作を進めた。

 プロジェクトに参加した片桐彩希さんは、5~6団体の獅子舞の幌(ほろ)の模様をあしらったブックカバーとスマホショルダーを、出羽澤菜納さん(以上2年)はランチョンマットを制作。四隅に獅子が背中を向け座って休んでいる様子を表現し、桜の花びらで華やかに仕上げた。細谷春菜さんは青に染めた布に「2024」と「フェスティバル」の文字を獅子のたてがみ部分に組み込んだ「ランチョンマット」、小澤梗介さんは「スマホストラップ」、高嶋さちさんは2種類の「キーホルダー」、市川小夜さん(いずれも1年)は、獅子頭をイメージした「鍋つかみ」を、それぞれ制作した。

 石黒さんは「自社だけで商品を作ると系統が偏ってしまう。学生とコラボすることで良い刺激になる」、田中洋江准教授は「今回作った商品は、獅子フェス当日にスミツネのブースで販売する。実用性のあるものばかりなので手に取ってほしい」と、それぞれ話す。

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