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高森町でプロ演奏家による音楽祭 最終日は地域住民との共演も

昨年の高森町音楽祭の様子(高森町役場産業課提供)

昨年の高森町音楽祭の様子(高森町役場産業課提供)

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 「南信州高森町音楽祭  Hi-Forest  ミュージックフェスタ2024」が10月10日~12日の3日間、高森町内3カ所で開かれる。今年で3回目。

音楽祭のポスター

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 同音楽祭は、子どもたちが「本物」の文化芸術に触れる機会を作りたいと考え、2022年に高森町教育委員会が主催して始まった。同町では、「まちづくりプラン」の学校教育の一つに「体感的・体験的な学び」を掲げている。

 同町ではこれまでスポーツ分野においては、明治大学野球部やVC長野トライデンツ、松本山雅FCなどとの交流があり、継続的な教育の取り組みを実施してきたが、芸術分野は単発的なものが多かった。同委員会が座学ではない「本物を知る・本物に触れる・本物とつながる」文化教育施策を模索していた際、霧島国際音楽祭などを手がけるJESC(ジェスク音楽文化振興会)から、地域住民を巻き込んだ「音楽祭(仮称)」開催の提案を受け実現。昨年、同委員会から観光協会が事務局を引き継ぎ主催している。

 初日の10日は、あさぎりの郷・杉の木ホール(高森町下市田)で、ソプラノ歌手の小林沙羅さんとバリトン歌手の大山大輔さんによる「デュオ・リサイタル」。2日目の11日は、アグリ交流センター(出原)で、フルート奏者の上野星矢さんによる「フルートリサイタル」。最終日の12日は、高森中学校アリーナ(下市田)でメインイベント「スペシャル・ガラ・コンサート」を開く。初日と2日目の出演者3人と、ピアノ奏者の石野真穂さんと内門卓也さんが出演しポップスやクラシック曲などを披露するほか、一般公募で集まった合唱団や高森中吹奏楽部との共演も予定する。

 同協会事務局の下平麻奈さんは「世界で活躍するプロの演奏を間近で聴けるチャンス。地域住民による合唱団や中学生とのコラボもあるので、足を運んでほしい」と呼びかける。

 チケットは各公演1,000円。高森町役場産業課やプレイガイドで扱う。開演は、10日=19時(18時30分開場)、11日・12日=13時(12時30分開場)。

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