学ぶ・知る

NSKが飯田OIDE長姫高原動機部にベアリング寄贈 全国大会へ技術支援

飯田OIDE長姫高校原動機部の熊谷蓮太さん(中)とNSKの平城昌和さん(右)

飯田OIDE長姫高校原動機部の熊谷蓮太さん(中)とNSKの平城昌和さん(右)

 精密機器メーカーのNSKマイクロプレシジョン(諏訪市)が6月25日、飯田OIDE長姫高校(飯田市鼎名古熊)原動機部へベアリングを寄贈し、同校工業科棟クリーンエネルギー実習室で贈呈式を行った。7月25日に栃木県茂木町で開かれる電気自動車レース「2026 Ene-1 MOTEGI GP」などに向けた車両製作を技術面から支援する。

昨年のEne-1 MOTEGIGP大会総合優勝時の記念撮影

[広告]

 贈呈式には同社第2営業グループ主任の平城昌和さんらが出席し、原動機部部長の熊谷蓮太さんへベアリングを手渡した。寄贈したのは、電気自動車の駆動部(モーター)に使用するベアリング。同社はベアリングを主力製品とする精密機器メーカーで、昨年も同部へ研究用として使用済みベアリングや材質の異なるサンプルを提供しており、今年は大会で使う実車向けのベアリングを寄贈した。部員らは提供された部品を車両に組み込み、走行性能や耐久性の向上を図る。

 飯田OIDE長姫高校原動機部は、飯田工業高校時代から続く電気エコラン活動を継承し、今年で活動16年目を迎える。電気自動車レースに取り組み、2025(令和7)年には「Ene-1 MOTEGI GP」で総合優勝したほか、「2025 Ene-1 SUZUKA Challenge」では高校生部門13連覇を達成するなど実績を重ねている。
 熊谷さんは「前回総合優勝した7月のレースでの連覇と、鈴鹿での14連覇を目指したい。今回寄贈いただいたステンレス製ベアリングを使い、耐久レースでも優勝したい」と意気込む。

 平城さんは「省エネにつながる低トルク化を目指した。ベアリングで少しでも貢献できたら」と話す。顧問の中村秀一教諭は「車体が走る上で重要なベアリングを無償で提供いただけるのは大変ありがたい。NSKマイクロプレシジョンとの交流を通じて、生徒がベアリングに興味を持ち、研究にも取り組んでいる。新しいベアリングで大会に臨めるのは強みになる」と期待を寄せた。

 本年度は7月25日の「2026 Ene-1 MOTEGI GP」、11月22日の「エコデンレース全国大会」、12月20日の「2026 Ene-1 SUZUKA Challenge」への出場を予定する。部員らは寄贈されたベアリングを生かし、全国大会での上位入賞を目指して車両開発を進める。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL