リニア中央新幹線の工事現場を一望できる「いいだ リニア展望台」(飯田市上郷飯沼)が4月22日、地域住民と報道関係者向けに公開された。
同展望台は、リニア中央新幹線長野県駅(仮称)をはじめとした飯田市周辺の工事の様子を見渡せる場所として、JR東海が整備した。5月からの一般公開を予定しており、それに先立ち報道公開と地域住民向けの内覧会を行った。
展望台は工事ヤード内に設け、阿島トンネルから天竜川橋脚、長野県駅周辺、風越山トンネル入り口までの約3.5キロにわたる造成工事の様子などを見渡せる。国道153号から約35メートル上がった高台に位置し、広さは40平方メートル、定員は約25人。5月20日、日時指定で一般公開を始める。リニア沿線では相模原駅周辺のリニア展望台に次ぐ2例目で、地域のインフラ整備の進展を間近に感じられる場所となる。JR東海は同展望台を通じ、リニア中央新幹線事業への理解促進と地域への情報発信につなげたい考え。
当日は展望台に移動し、工事の進捗(しんちょく)状況や周辺の景観を確認したほか、地域住民へのお披露目の様子も公開した。上郷地域まちづくり委員会の北原重光さんは「地下の工事が多く、これまで見えなかったものが見え、実感できた」、座光寺地域自治会の牧野光彰さんは「これまで点だったものが線としてはっきり見えてきた。一日でも早く開業し、立体的な姿を見たい」、北条まちづくり委員会の湯澤高康さんは「現場を見ながら説明を受けると分かりやすい」と、それぞれ話す。JR東海長野工事事務所の小池一之所長は「リニアの工事や事業に親しみを持ってもらいたい。多くの人に日々移り変わる工事現場を見てもらい、この地域にリニア中央新幹線が走る未来を楽しみにしてほしい」と呼びかける。
現在決まっている一般公開は、5月=20日・30日、6月=10日・20日の13時~16時。以後の詳細はJR東海のウェブサイト「長野工事事務所からのお知らせ」で案内する。