阿智昼神観光局（阿智村智里）が8月1日～10日、富士見台高原ロープウェイ「ヘブンスそのはら」（同智里）で天空の楽園ナイトツアーのスペシャルイベントとして「STARRY NIGHT FES2025」を開催する。

阿智村の星空

　天空の楽園ナイトツアーは2012（平成24）年に始まり10年以上がたつ。全長2500メートル、高低差600メートル、所要時間約15分のゴンドラで標高1400メートル地点まで上がり、街の光が届かない山頂で星空を楽しむ同イベント。星空をテーマとした映像や光の演出で客をもてなす「エントランスゾーン」、ガイドによる星空解説や、森を歩きながら新たな発見をする「体験ゾーン」、静かに星空を眺める「静寂ゾーン」があり、場内を巡り楽しむことができる。屋外会場では毎日ライトダウンタイムがあり、場内の照明を一斉に消灯し、ガイドや映像による星空解説を行う。

　今回は、国内外で活躍中のさまざまなアーティストやパフォーマーによる音楽とパフォーマンスともに星空を楽しめる企画。同観光局の松下仁さんは「今までも音楽イベントは数多く開いてきたが、音楽を聴きながら星空を眺める時間がとてもぜいたくな時間だということは感じていた。夏休みということもあり、子どもから大人まで楽しめるイベントにしたかった」と企画のきっかけを話す。

　同村「爆笑星空解説」で知られる「星兄（ほしにぃ）」さんの40周年企画も予定し、神保彰さん、花＊花、元ちとせさん、ケイスケサカモトさん、ダンス☆マンなど親交のあるアーティストのコラボレーションも見られるという。

　イベントについて、松下さんは「阿智村で行う以上、主役は星空。期間中も、毎日ライトダウンをして、星空を楽しむ時間を作りたい。星空と併せて楽しんでいただきたければ」と、「日本一の星空」といわれる村の星空に対する思いを話す。「県外、海外からの訪問客が中心だが、このイベントをきっかけに、地元の方にも参加いただき、音楽を楽しむとともに星が輝く自然豊かな地元の良さを再認識する機会になれば」と呼びかける。

　期間中、17時～20時に上りゴンドラを運行する。