
阿南平石農場(阿南町北條)が4月19日から、季節限定の「スプリングてらす」として菜の花畑を開放する。
同農場は、これまで約19年にわたり、夏にはヒマワリ畑、春には菜の花畑を管理して一般開放してきた。菜の花は「野良舞夏(やらまいか)ひまわり倶楽部」のメンバーが夏のヒマワリの緑肥用に栽培し、4月下旬から5月上旬にかけて、1.3ヘクタールの畑一面に黄色い花が咲き乱れる。最盛期には県内外から2000人以上の観光客が訪れた年もあったが、近年は管理する人手が減り訪問客も減少していた。今年は生育が良く、しっかり管理ができたこともあり、初めてポスターを制作し訪問を呼びかけるようにした。
取材日の17日は菜の花の丈はまだ低いものの、南アルプスをバックに一面にじゅうたんを敷き詰めたように黄色い花が咲いていた。夏には青空の下、一面に10万本のヒマワリか咲く。そのヒマワリから収穫したヒマワリ油や、農場の一部で栽培するエゴマからとったエゴマ油を、訪問客の思い出にと販売する予定。同農場の木下さんは「今年はきれいに咲いている。いちばんいい時期なのでぜひ、ふらっと立ち寄っていただければ」と呼びかける。
入場には協力金300円が必要。ヒマワリ油は、30ミリリットル=500円、105ミリリットル=1,000。エゴマ油は、同=700円、同=1,300円。5月11日まで。