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喬木村で初の「パンフェスむぎかけ」 パン店・飲食店など30店並ぶ

「パンフェス」を紹介する牧野さんと石松さん(右側)

「パンフェス」を紹介する牧野さんと石松さん(右側)

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 長野県内のパン店などが集まるイベント「パンフェスむぎかけ」が3月16日、たかぎ保育園(喬木村)で初めて開催される。

イベント初参加の食パン専門店「□屋」

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 主催者の石松裕敏さんは昨年、鳥取で開催されたコーヒーイベントに参加し、大きく盛り上がる様子を目の当たりにした。「せっかくなら、この地域ではまだ開催されていないパンのイベントを開きたいと考えた」と経緯を話す。当日は、「サンデイサンド」(豊丘村)や「パン工房 ローカリズム」(飯田市鼎一色)、「La Michette(ラ・ミシェット)」(売木村)など長野県内のベーカリー10店舗以上が出店するほか、飲食店、アイシングクッキー作りのワークショップ、ハンドメード革製品工房など、合わせて30店ほどが並ぶ。

 「パンを中心にさまざまな要素をかけ合わせることで、新たな魅力を生み出す」ことを目的に企画したという同イベント。石松さんは「『むぎかけ』のイベント名には、パンの主原料である小麦(むぎ)と『別の何かをかけ合わせる』という意味を込めた。地域事業者と多彩な出店者をつなぐ場をつくりながら、パン好きな人、パン以外が好きな人、小麦にアレルギーを持つ人など、多くの皆さんに長野の魅力を発信したい」と、イベントに寄せる思いを話す。

 今回のテーマは同村特産のイチゴ。イチゴを使ったパンや飲食、イチゴのカラーリング、同村イメージキャラクター「いちごから生まれたベリー&ゴー」などを取り入れた企画を各店ごとに展開する。石松さんが直接声をかけたり、声をかけられた店から輪が広がったりと、縁がつながり参加店が徐々に増えたという。

 当日出店する、食パン専門店「□屋(しかくや)」(飯田市上郷別府)の牧野竜也さんは「イベントへの参加は初めてなので楽しみ。喬木村の名産品の一つであるイチゴを使ったラスクを考えている。イチゴジュースをパン生地に練り込み焼いた後にスライスし、国産バターを使ってラスクに仕上げる。賞味期限も長いので、遠方の方など多くの人に楽しんでもらえたら」と意気込む。南信州産リンゴを使ったラスクや、食パン、クロワッサンも用意する予定だという。

 石松さんは「出店者の経済活動が成り立ち、同村の魅力を広く知ってもらえるようにしたい。さまざまな店が並ぶので、パンやその他も楽しめる。初開催なのでどうなるか分からないが、『南信州といえばパンフェス』と言ってもらえるよう継続していきたい」と意気込みを見せる。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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