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飯田・代田地区寺子屋で「書き初め」 冬休みの課題をサポート

「巳(み)」を5つの字体で表現

「巳(み)」を5つの字体で表現

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「冬休み・代田(しろだ)地区寺子屋」が1月4日、代田コミュニティーセンター(飯田市松尾代田)で開かれ、地区内在住の小中学生が書き初めを行った。主催は代田地区寺子屋運営委員会。

師匠は民生児童委員や書道経験者が務める

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 同地区では、「宿題で泣かない夏・冬休み」をキャッチフレーズに、地域の大人が「師匠」となり、地域の子どもの学習を支援することを目的に、2012(平成24)年に寺子屋を始め、今年で13年目を迎えた。

 当日は、冬休みの課題の「書き初め」を地区内の民生児童委員や書道経験者が支援。子どもたちは指定された文字を繰り返し半紙に書き、その中から地区文化祭展示用と学校提出用の作品を選んだ。

 寺子屋には小学1年~中学2年の16人が参加。今回は、筆に親しむことを目的に、学校で書道の授業がない小学1・2年生にも声をかけ、3人が書道に挑戦。初めての筆の扱いに戸惑いながらも、今年の干支(えと)にちなみ、ひらがなで「み」を書き上げた。

 このほか、3年生は「つよい心」、4年生は「生きる力」、5年生は「正月の朝」、6年生は「強い信念」、中学2年生は「高山流水」を書き、小規模特認校制度を活用し同地区から上村小学校(上村)へ通う3年・5年・6年の児童は自分たちで文字を選び、「晴耕雨読」「七転八起」「不撓(ふとう)不屈」の四字熟語を、それぞれ書いた。

 最後は、干支の大文字「巳(み)」を字体の変化に沿って、「篆書(てんしょ)」「隷書(れいしょ)」「楷書」「行書」の順番で、5・6年生4人と講師の長沼千尋さんが代表して、師匠の坂下修二さんの見本を参考に、筆を走らせた。

 小学5年の平栗一花さんは「書道は苦手だが、上手な人に教えてもらうことで上達できると思って参加した。学んだことを、これからも学校の授業でも参考にしたい」と話していた。

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