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旧飯田測候所で「橋北イルミネーションフェスタ」 今年でいったん区切り

準備の様子

準備の様子

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 毎年恒例の「橋北イルミネーションフェスタ」が12月14日、国の登録有形文化財の旧飯田測候所(飯田市馬場町)で始まる。

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 同測候所は1922(大正12)年に竣工し、2002(平成14)年5月に同市高羽町へ移転するまで、地域の気象観測の拠点として活用されていた。同フェスタは測候所を有効活用し、多くの人に知ってもらおうと2009(平成21)年にスタート。企画・運営を担ってきた橋北面白倶楽部の会員の高齢化などを理由に、16回目となる今回でいったんの区切りとした。

 橋北まちづくり委員会の氣賀沢公彦会長は「今回で終わりということではなく、LEDなどの備品はあるので、若い人が引き継いでやってもらえるとうれしい」と期待を込める。

 10月26日から同クラブのメンバーを中心に準備を進め、今年は中学、高校生、社会人のボランティアも参加した。中学生からは「毎年、家族と見に来ていたのでさみしい」「大人になったら引き継ぎたい」などの声も上がったという。

 約10万個のLED電球を使い、同測候所のシンボル「測風塔」から流れ落ちる青と黄の光の束や、背を向けると羽根が生えているように見えるイルミネーションをはじめ、例年設置している機関車や隣接する東栄公園の滑り台のイルミネーションなど、「これまでの集大成」の内容で行うという。

 14日に行う点灯式では、地域で活動する「Liebe Choir (リーベ・クワイア)」によるハンドベルの演奏や「Colorful Stars Choir(カラフル・スターズ・クワイア)」のコーラスが花を添える。

 点灯時間は17時~21時。1月10日まで。

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