「アザリー飯田 キッズフェスティバル親子サッカー教室」が11月24日、アジア電子工業(飯田市中村)の芝生グラウンドで開かれた。
子どもたちに外で遊ぶ楽しさや、ボールを使った遊びの楽しさを実感してもらうことを目的に、飯田下伊那地域の保育園児・幼稚園児を対象に毎年実施している。午前=年少の部、午後=年中・年長の部がを行い、飯田下伊那から130組の親子が参加。親子でパスやドリブル、シュートをしたり、ミニゲームをしたりして楽しんだ。
同教室は、キッズプロジェクトリーダーの金澤孝太さんが中心となりプログラムを考案。当日は、トップチームや女子チームのフィエットの選手、コーチも指導に加わり、シュート練習でゴールを決めると「ナイスキック」と声をかけ、ハイタッチして喜びを分かち合った。
教室の最後には、トップチームの選手が、ロングパスやシュートを披露。参加者からは大きな拍手とともに、「おー」「すごい」などの歓声が上がった。金澤さんは、前かがみになり、ボールを首の後ろに載せながら上半身のユニホームを脱ぐパフォーマンスを披露。会場の笑いを誘った。
当日使ったサッカーボールは、アザリー飯田のスポンサー企業「リックス」(三日市場)から寄贈されたもので、同社が行う太陽光発電事業「結プロジェクト」の売電収益の一部を活用し購入。毎年、参加者に進呈している。参加者は年々増えており、今年もすぐに定員に達した。今後、開催日程を含め、多くの親子が参加できる方法を見直していくことが課題だという。
母親と参加した年長の松下朔空(さく)さんは「ボールを蹴るのが楽しかった。これからもサッカーを続けてやってみたい」と話していた。金澤さんは「思った以上に上手だった。シュートを決めた時の喜んだ顔や、帰る時もうれしそうな表情が見ることができて良かった」と振り返る。