パン店「La Michette(ラ・ミシェット)」が道の駅「南信州うるぎ」(売木村)にオープンして、11月3日で半年がたった。
5月3日にオープンした同店。フランス出身のフィリップ・ミショーさんが、同施設内のパン工房で焼き上げたパンなどを施設内のスペースで販売する。フィリップさんは「水分量と焼き上げ温度を大切に、ピカピカに焼き上げたバゲットがすぐ売り切れる」と紹介する。
フィリップさんはスイスとの国境に近いフランスのジュラ地方出身で、仕事を通じ36年前に日本へ渡った。その後、和歌山や三重などで、フランスと日本の食文化を合わせ持つ料理を作る仕事に従事し、三重で料理人して独立し自身の店を開いた。
3月に同村へ家族と移住し、開店の準備を進めた。「友人が暮らす売木へ、何度か遊びに訪れ移住を決めた。自然に囲まれ、野菜もおしいく、フランスのジュラのよう。ここでの暮らしはストレスフリー」と、春からの暮らしを振り返る。
バゲットの他に、菓子パンや食パン、焼き菓子などをそろえる。「平日は村の人が、週末は遠くの人が買ってくれて売り切れる」と話し、「紅葉も楽しみ、冬は寒くなるかな。工房を整え、クロワッサンも販売できるように。きれいな村へお出かけいただければ」とフィリップさんは呼びかける。
営業は金曜・土曜・日曜の9時~16時。