飯伊森林組合北部支所(豊丘村神稲、TEL 0265-35-2121)に隣接する直売所で10月7日、マツタケの販売が本格的に始まった。
飯伊地域で農家などが収穫したマツタケが持ち込まれ委託販売している同支所。昨年は、天候のためマツタケをほとんど収穫できず、今年は9月9日にマツタケが出始めたが、1日の収穫量が2~3キロほどの収穫と少なく販売できない状態が続いていた。
同所長補佐の柄澤弘子さんは「先週末(10月5日・6日)に雨が降って気温も下がり、7日から、マツタケの持ち込まれる量が急激に増えた。9時の開店前から並んでくれている。間に合わせられるように準備をしている」と最近の忙しさを紹介する。
今月11日の正午頃には、マツタケを求める客が常に10人ほど並ぶ姿が続いた。飯田市から夫婦で訪れたという男性は「愛知の知り合いに送る。昨年は送ることができなかったので、余計に喜んでもらえると思う」と話す。
同市から訪れた女性は、同所で毎年購入しているという。「今年はまだ小さい気がする。それでも『土瓶蒸し』など家族で楽しみたい」と、購入したばかりのマツタケを眺めながら話していた。
同支所の金原史人所長は「出始めでまだ小さいが、しっかり雨が降ったので、これから最盛期を迎える」とマツタケを選別しながら期待を込める。
営業時間は9時~15時30分。シーズン中は無休。