飯田運動公園(飯田市三日市場)の多目的広場で7月2日、日本プロ野球選手会が考案した「キャッチボールクラシック」の飯田大会が行われ、飯田下伊那の6チーム54人の子どもたちが汗を流した。主催はBCリーグの長野県民球団信濃グランセローズと信濃毎日新聞社。
キャッチボールクラシック2022飯田大会優勝の豊丘少年野球クラブ
キャッチボールクラシックは、野球の原点であるキャッチボールの大切さを体験してもらうため考案された競技で、豊丘村出身の故丸山克俊さんが考案した。1チーム9人で7メートルの距離で2分間に何回キャッチボールができるかを競う。正確なキャッチングとスローイングを身につけるのに適しており、練習の一環として取り入れるチームも徐々に増えている。
当日は、日本プロ野球選手会の加藤諭さんや飯田市出身で元グランセローズの選手だった今村亮太さんの協力で大会を進行。予選は6チームが各3回チャレンジした合計回数で順位を決め、A.B各ブロックの1位が決勝で対決した。優勝したのは豊丘少年野球クラブで、12月の全国大会に推薦される。2位は喬木少年野球クラブ。
併せて、当日は綿半飯田野球場で、信濃グランセローズ対群馬ダイヤモンドペガサスの試合が組まれており、試合前のエキシビションでグランセローズの選手と対戦した。キャプテンの三石禅くん(豊丘南小6年)は「練習より多くできた(最高80回)。プロの選手の120回はすごいと思った。全国大会へ向けては優勝できるよう頑張りたい」と意気込みを見せた。