よこね田んぼ(飯田市千代)で現在、恒例の「案山子(かかし)コンテスト」が開かれている。
コンテストは2000(平成12)年に始まり、今年で25回目。よこね田んぼのあぜには、パリ五輪バスケットボール日本代表の河村勇輝選手やジブリアニメ「となりのトトロ」、童話「おおきなかぶ」をイメージした作品など、工夫を凝らした作品16体が並ぶ。
「お気に入りのかかし」「棚田の景観に合うかかし」「工夫を凝らしたかかし、斬新なアイデアのかかし」の3部門で投票も受け付けている。選んだかかしの番号を「よこね田んぼ」に設置している用紙に記入して投票箱へ投函。各部門の1位には、よこね田んぼで収穫した「よこね米」10キロを贈るほか、投票した人の中からも抽選で10人に「よこね米」1キロが当たる。
「よこね田んぼ」は、戦国時代から江戸時代に水田開発された110枚から成る棚田で、1999(平成11)年には「日本の棚田百選」にも認定。よこね田んぼ保全委員会が中心となり、棚田の保全活動を目的にPRに力を入れている。
投票は9月23日まで、展示は11月10日まで行う。