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「豊丘村ダリア園」今年も開園 夫婦で育成、秋にかけて200品種咲き並ぶ

ダリアの種類を紹介する片桐さん

ダリアの種類を紹介する片桐さん

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 「豊丘ダリア園」(豊丘村神稲)が8月15日、開園した。

色とりどりのダリア

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 ケイトウ種の切り花を生産している片桐秀幸さん夫婦が10年ほど前から、観賞用のダリアを20アールの畑で育てている。花の大きさは直径3センチ~20センチほどで、花の咲き方や花びらの形、色なども単色やグラデーションなど、200種類のダリアが咲き並ぶ。

 片桐さん夫婦は新婚旅行で東北へ旅した思い出があり、結婚30年の記念に子どもたちから旅行をプレゼントされた。2人で思い出の土地へ再び訪れ、青森の「ひばり野ダリア園」に立ち寄った時に「自分たちでも育てられるかな」と考えたという。

 片桐さんの父親が自宅の庭でダリアを育てていたこともあり、片桐さん夫婦は、山形の「やまがた川西ダリア園」や、秋田の「秋田国際ダリア」、広島の「世羅高原農場」など、さまざまな場所を見学し、手入れや管理の仕方を学び、ダリア栽培を始めた。

 路地栽培のダリアは長野の気候での越冬が難しく、フィルムマルチで畑の表面を覆い、苗を寒さから守っているという。球根を植え替えると翌年は花の咲きが良いが、球根の管理には適温と場所が必要なため、計画的に植え替えを行っている。

 ダリアの背丈は高いもので1.5メートルほどあり、台風の時期などの風が強い時は心配なため、囲いやネットを使うなど秋田や山形で学んだ方法でダリアを守っている。花が咲き始めると、咲き終えた花の摘み取りの作業に一日中追われるという。

 片桐さんは「暑さの影響を花も受けてはいるが、今年は見事に咲いた。一輪ずつ、ゆっくり見てもらうと、花の咲き方がみんな違っているのが分かり楽しいのでは。秋風を感じる9月から10月にかけては特に見頃。花の表情をゆっくり眺めてもらえれば」と来園を呼びかける

 開園時間は8時~17時。協力金として大人200円が必要。子どもは無料。開園は10月下旬、霜が降りる前までを予定。

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