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飯田・橋南公民館で夏休みの子ども食堂 仲間と笑顔で過ごす昼食を

「橋南りんごっこ食堂」 みんなでカレーを食べる子どもたち

「橋南りんごっこ食堂」 みんなでカレーを食べる子どもたち

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 夏休み2回目となる「橋南りんごっこ食堂」が8月8日、飯田の橋南公民館(飯田市本町)で行われた。主催は同館。

カレーのお代わりをする子どもとボランティアスタッフ

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 飯田市橋南地区にある追手町小学校のPTA会長、森本紘司さんらが中心となって企画運営する今回のこども食堂は、夏休みの午前中を使って全6回開く「夏休み子ども教室」延長企画として、夏休み中の児童クラブでの昼食問題や、両親共働きの中、子どもたちの孤食などの問題解決のために始まった。

 当日は、子ども65人が参加し、ボランティアの大人20人ほどが、子どもたちの勉強や遊びの世話をしたり、カレー作りの手伝いをしたりして過ごした。カレーは100人分を用意。地域の人たちからお裾分けされたトマトやキュウリは昆布締めにし、ジャガイモは揚げて串刺しにして提供。子どもたちは学校の仲間と話をしながら笑顔で昼食のひとときを過ごした。

 参加した5年生の北林春くんは「おいしかった。みんなと食べるご飯は楽しくていい」と話し、その後のフリータイムは「勉強をしたい」と、それぞれが思い思いの時間を過ごした。

 森本さんは「子どもたちの居場所作りとして、多世代が交流できる場所づくりができた。さまざまな人の協力で橋南が一つになって実現できた。いろいろな人の知恵や力を借りてこれからも続けていきたい」と話す。

 同館の齊藤一邦館長は「前回はそうめん、今回はカレーライスを作ったが、子どもたちがとても喜んでくれた。保護者も休み中、毎日の食事提供は大変だと思う。できれば来年も回数を増やして開きたい」と先を見据える。

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