喬木村の歴史的建造物の茶室「曙月庵」(喬木村阿島)や旧北保育園園庭で10月20日、村民、市民、町民参加型のコンテンポラリーダンス公演が行われる。主催は喬木村教育委員会。
喬木村の地域おこし協力隊の吉川千恵さんがイベントを企画し、一般社団法人「地域創造」の2024年度公共ホール現代ダンス活性化事業として採択された。吉川さんは岐阜県出身で、幼い頃からダンスに親しんできた。瀬戸内海に浮かぶ犬島でのダンス公演の際、地域おこし協力隊の存在を始めて知り、「ダン活」を広めたいと、地域おこし協力隊に就任した。これまでの任期中に、ワークショップや小学校への訪問、運動会の振り付けなどを指導するなど、さまざまな「ダン活」を行っている。
10月20日のダンス公演は1時間ほどのパフォーマンスを予定し、観客は会場を回遊する形で観覧する。コンテンポラリーダンスは創造力と自己表現のダンスで、決まった振りがなく、自由に体を動かして踊るのが特徴。吉川さんは「地域の人たちと一緒に作る唯一無二の作品。曙月庵だからこそできる作品に仕上げていきたい」と意気込む。
現在、出演者を募集している。希望者は8月17日から第一公民館(喬木村阿島)で練習を始め、10月19日のリハーサルまでの全8回、ダンサーで振り付け家の康本雅子さんの指導を仰ぐ。康本さんは「ダンスをやったことがなくても、人前に立つ自信がなくても、障害を持っている人も、何か新しいことに挑戦したい人や、人と一緒に作ることにワクワクを感じる人なら誰でも参加を待っている」と呼びかける。
当日の公演には出場できないが、ダンスを一度体験してみたい人も8月17日のワークショップに参加できる。申し込みは喬木村教育委員会で受け付ける。