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10周年の「焼來肉ロックフェス」に地元出身・グリムスパンキーが初出演

GLIM SPANKYのステージで盛り上がる観客

GLIM SPANKYのステージで盛り上がる観客

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 「焼來肉(やきにく)ロックフェス(通称「ヤキフェス」)」が7月20日・21日の2日間、野底山森林公園(飯田市上郷黒田)で開催された。2日間で延べ約4700人が来場した。

会場内に設置されたゲート

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 人口1万人当たりの焼き肉店の数が多いことから、「日本一の焼き肉のまち」としても知られる飯田市。「地域に根付くロックフェス」と「南信州・飯田地域を多くの人に知ってほしい」という思いでロック好きの仲間が集まり、2015(平成27)年に始まった同フェス。10回目の今年は、ステージ数を昨年から1つ増やし4ステージで展開。2日間で36組が出演しヤキフェスを盛り上げた。

地元出身のアーティストとして、第1回から出演しているシンガー・ソングライターのタテタカコさん(飯田市出身)をはじめ、演歌歌手の小沢あきこさん(飯田市出身)、ロックユニット「GLIM SPANKY(グリムスパンキー)」の松尾レミさん(豊丘村出身)と、亀本寛貴さん(飯田市出身)が初出演。初日のグランドステージに登場したグリムスパンキーは高校生時代に作曲した「焦燥」のほか、「美しい棘(いばら)」「ワイルドサイドを行け」など7曲を披露。客席にいた知り合いに気づくとステージ上から話しかける場面も見られた。

 松尾さんは「空気からして落ち着く。リラックスしながら、地元の好きな場所でライブができて良かった。普通のフェスでは味わえない幸せな気持ちだった」、亀本さんは「他の共演者のファンがいる中で、楽しんでもらえるか不安だったが受け入れてもらえて良かった。子どもの頃に遊んでいた公園でライブができてうれしい」と、それぞれ振り返ったる。

 10年目の新たな取り組みとして、ステージの照明や音響などの電力を環境に優しいクリーンエネルギーを活用。モーリーステージでは「野底川小水力発電所」で作られた電力を使用。サニーステージでは「ネクサス@中津川」協力の下、ソーラーシステムで電力を賄った。

 フードエリアにはキッチンカーが出店したほか、名物の「手ぶら焼き肉スペース」を開設設置。メニューは飯田ならではの「南信州牛、カシラ、マトン、黒モツ」に、10周年記念でとして「牛タン」を追加した。東京から焼き肉目当てに訪れた男女5人組グループは「焼き加減が難しかったが、黒モツが一番おいしかった」と口をそろえる。

 実行委員長の今井啓介さんは「ライブを毎年、楽しんでもらえるように、これからも新しいことにチャレンジしてヤキフェスを盛り上げ、地域活性化にもつなげていきたい」と意気込む。

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