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飯田の家電販売店「リックス」50周年で寄席とオーボエコンサート開催へ

リックスの熊谷弘社長(右奥)とスタッフ

リックスの熊谷弘社長(右奥)とスタッフ

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 家電販売や太陽光発電、蓄電池などを手がけるリックス(飯田市三日市場)が創業50周年・設立20周年を記念して、6月29日にリックス寄席を、7月15日にクーベル・オーボエカルテットコンサートを、それぞれ開く。

結いプロジェクトの太陽光発電事業の施設

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 同社は1973(昭和48)年9月、伊賀良電化サービスとして創業し、「まちの電気屋さん」としての業務を担ってきた。2003(平成15)年には有限会社リックスとして法人化し、2013(平成25)年に株式会社化した。「でんきで幸せづくり」をモットーに、量販店やネット販売など販売方法の変化や、再生可能エネルギーの推進など、多様化する時代のニーズに合わせて柔軟に対応してきた。

 近年はSDGsの取り組みに力を入れており、熊谷弘社長は「当社が進める『結プロジェクト』は公共施設など太陽光発電を設置し、子どもたちの教育や防災面の強化に取り組んだり、スポーツ文化や音楽文化などの文化振興をしたりするなど、持続可能な南信州の実現に向けて取り組んでいる」と話す。

 昨秋に創業50年を迎えた同社。今後について、熊谷社長は「今は道半ば、100年を目指して新しい価値を創造しながら歩み始めている。時代と共にさまざまな進化をする中で、再生可能エネルギーの推進はさらに発展すると思う。2050年には持続可能な南信州の構築を『電気』で実現していきたい」と意気込む。

 2つのイベントは50周年事業の一環で、寄席は熊谷さんと中学の同年で、落語家の橘家圓十郎さんと紙切りの林家八楽さんを迎える。オーボエコンサートは同社が「オーケストラと友に音楽祭」を支援するなどの縁でオーボエ奏者・山本直人さんほか3人のアーティストがカルテットで演奏する。

 熊谷さんは「文化事業は地域の活性化に重要な役割を果たし、心を豊かにしてくれる。50周年を機に地域の人たちに感謝の気持ちを込めた」と話す。「多くの人に笑いや一流の音楽など、心豊かにしてくれるひとときを提供できれば」と来場を呼びかける。

 寄席は14時~と16時~の2回。オーボエコンサートは14時~と16時30分~の2回。いずれも先着予約制。6月19日~22日、7月4日~7日は業務提携を結んだエディオン飯田インター店で感謝祭も行う。

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