和をテーマにしたイベント「和CHILL(チル)」が6月15日、長野県飯田創造館(飯田市小伝馬町)で開催される。
イベント主催者の「勝手に観光大使 ふだん着物乙女みやえり」さん
いいだ女性起業家養成講座受講生の宮原恵利さんこと「みやえり」さんが主催する同イベント。みやえりさんは飯田に来て15年、「ふだん着物乙女みやえり」として6年目を迎えるが、コロナ禍でこうしたコラボイベントに踏み切れずにいた。飯田を中心に南信州各地の写真映えする場所で着物を着て撮影する姿が度々目撃されるなど、多くの市民が関心を寄せる。同養成講座ではビジネスプランをプレゼンテーションし、自身を「勝手に観光大使」と宣言し、地元企業とのさまざまなコラボイベントを企画するなど活動を始める。最終目標として飯田の「ゆるキャラ」として認知されることを目指すという。
同イベントは古いものから新しものまで「和をテーマに、ゆったりのんびりした時間を過ごしてほしい」という意味を込めてイベント名を「和CHILL」とした。飯田市の下久堅地区の伝統和紙「ひさかた和紙」のランプシェードの展示や和紙・小物の販売のほか、喬木村の伝統和傘「阿島傘」一凛の阿島傘の展示やミニ傘の販売、三穂の増田屋和菓子店の和菓子の販売、和楽器の演奏会などを行う。
みやえりさんは「飯田にはすてきな場所や物があることを多くの人に知っていただき、生活の中に取り入れてみたり、推しにしたりしてくれたら」と話す。「ゆっくり、まったりと和を楽しんでいただけるイベントになるので多くの人に来てもらいたい」と呼びかける。今後については、「勝手に観光大使として認知していただいて情報発信したり、私を使っていただいたりして発信の一助になれれば」と意気込む。近々「勝手に観光大使みやえり放送室」というユーチューブチャンネルを開設する予定。
イベント開催時間は11時~16時。入場無料。