ワンバウンドふらばーるバレーで地区住民が交流する「ワンふらバレー大会」が6月9日、千代小学校体育館(飯田市千代)で開かれた。主催は千代公民館。
同大会は、コロナ禍で中止となった年を除き毎年5月下旬に開催していたが、田植えの時期と重なるため今年から6月上旬に日程を変更。地区住民の健康増進と多世代交流を目的に10年以上続いている。
開会式では、昨年の優勝チーム「米川」と、準優勝の「法山(ほうざん)」からトロフィーが返還。昨年の大会は、新型コロナが5類に移行された直後だったこともあり地区内6分館から1チームずつ参加。参加者から「次の試合までの待ち時間が長い」「もう少し試合がしたい」などの意見が出たため、今年はチームを増やし、各分館から12チームが出場した。
当日は、法山、千栄東、大北(だいほく)、野池、米川、下八(しもはち)の6分館から約150人が参加。選手は6~8人で構成。コートに入ってくるボールは、サーブ以外、ワンバウンドさせてからレシーブをしないといけないルールのため、相手コートからボールが戻ってくると、「ワンバン、ワンバン」と声をかけ合い、連携を取りながら試合を進めた。
参加者からは「普段、同じ地区にいてもなかなか会う機会のない人もいる。スポーツを通じて交流できるのは楽しい」、「ボールが楕円(だえん)形なのでバウンドが不規則。ある程度、スペースを空けて弾む方向を見定めるのも大事」などの感想が聞かれた。
閉会式で成績発表があり、優勝した下八Bチームと準優勝の野池Bチームには、トロフィーと賞状、3位の野池Aチームに賞状が贈られた。